先日発売されたサイバーエージェント藤田さんの著書『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』を読みました。その中に、とても共感できた箇所があったので、今日は、そのお話をご紹介できたらと思います。

こんな一節がありました。

「仕事ができる人は、相手の立場や相手の望むものを想像できる人」

私は、この意見に深く同意します。

若い方から相談を受けることがあります。多くの方は、スキルを伸ばすことに注力しています。もちろん、スキルは大切です。しかし、スキルは時代とともに陳腐化していきます。だからこそ、スキルと同時に「洞察力」を養うことをおすすめしたいのです。

では、洞察力はどうやって身につけるのでしょうか? 私は2つの方法があると考えています。

1つ目は、自ら経験すること。

人は、自分で経験したことから多くを学びます。たとえ失敗しても、本気で取り組んだ失敗には価値があります。中途半端にやった結果の失敗からは何も学べませんが、本気でやった結果の失敗は、かけがえのない財産になります。どんな仕事でも、選り好みせず、本気で挑戦してみてください。

2つ目は、映画や本を通して擬似体験すること。

とはいえ、すべてを自分で経験する時間はありません。そこで役立つのが、映画や本です。優れた作品には、さまざまな立場の人の心理が描かれています。多くの作品に触れている人は、相手の立場に立つ能力に長けている印象があります。一夜で身につくものではありませんが、コツコツと作品を味わうことで、少しずつ養われていくのです。

私自身、高校時代から月に4~5冊の本を読み、1~2本の映画を観てきました。当時は単なる趣味で、仕事に役立つとは思っていませんでした。でも今振り返ると、この積み重ねが私の洞察力の土台になっていると感じています。

さて、今夜は何の映画を観ようか。