中国の若き英語教師、李陽(リー・ヤン)を御存知でしょうか?「クレイジー・イングリッシュ」という新しい英語の教え方・学び方を携えて、中国全土の広場から果ては万里の長城の上でまで、何千人、何万人という数の人を相手に一人でパフォーマンスをする人です。
最初に教える英語は「アイム・プラウド・オブ・ビーング・チャイニーズ ウイ・キャン・ヘルプ・ザ・ワールド」。英語をあくまでも「道具」として捉え、中国人と中国が世界の中で貢献して行けるようになる為に、必死になって英語を教えています。英語を道具として捉えるか、言語として捉えるかは大きな違いです。日本における英語教育の最大の欠点は、英語を学ぶこと自体が目的になってしまっていて、英語を学んで何に使うかという部分が欠落していることだと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。