私の好きなもの。それは挙げれば切りがありません。そば、すし、会席料理、ステーキ、イタリアン、白ワイン、赤ワイン、シャンパン、日本酒、茶道、着物、車、カメラ、ジャズ、クラシック、バレエ、海、ふんどし、土、水、アート、まだまだある、そして何と云ってもマーケット…トレーディングと投資です。

マーケットは1987年からどっぷり浸かってきたので、もう40年、マーケットの住人として頭から爪先、ふところ、ココロまで、相親しみ、揉まれ、常に一緒に在りました。毎日マーケットをチェックし、常にリスクを取る、リスクを意識的に『感じる』と云うことをずっとやってきました。きっとこれからもこの好きなものから離れることはないでしょう。

好きこそものの上手なれ、と云いますが、これは例えば茶道なら、より好きでより没入すれば、より深く茶人になると思うのですが、マーケット、即ちトレーダーや投資家は、好きだから、ずっとやっていれば、上手になるとは限りません。相手がいるからです。スポーツ選手もそうでしょうか。好きでもどんなに練習しても、必ず勝てるとは限らない。マーケットはそんな場所です。

私は相場観もトレーディング・投資も良い・うまい方だと思うのですが、マーケットには分かりやすい時と、分かりにくい時、少なくともそのように違って感じる時があるものです。私はここ最近のマーケットは、分かりにくさを感じます。そう云う時は見(ケン)、サイドラインに立つのもひとつの手ですが、敢えてマーケットの中に飛び込んでいって、肌で感じて分かるようになるまで模索するのもひとつの手です。私は今回は後者を取ろうと思います。

自民党総裁選は誰が勝っても今よりは変化が起きやすいか。明日は10月4日、投資の日。投資の日に生まれる(たぶん)次期首相は、マーケットにプラスであると願いたいと思います。