2週間以上、海外にいました。主に4都市に滞在したのですが、6回入管チェックも通りました。国変われば何もかも変わる。かと云えば、確かに言葉も、通貨も、コンセントの形も、食事も、色々なものが違いますが、インターネットに繋がるので仕事はいつも通り出来るし、様々な国を超えたアプリサービスがあるので、本当に便利に、ストレスも少なく生活も出来て、仕事も出来ます。所変われば品変わる、とも云いますが、現代ではグローバルブランドが闊歩しているので、国ごとの差は、昔に比べるととても小さくなっていると感じます。

そんな時にやはり思うのは、声が大きいか小さいかとか、お店での店員さんのちょっとした動きに、どこに主役の視点があるかとか、そんなミクロな点に、社会の違いを感じます。そして、どうしても自国バイアスが働いて、日本はいいな、と思ってしまうのです。しかし同時に、他国のディテールの中に、他国の良さを探す方が、きっと楽しいし生産的だと思います。違いは、相手に押し付けるのではなく、お互いに尊重すべきです。

そして自分としては、自分としてのアイデンティティ(多分それは一般的な日本人としてのアイデンティティ)のディテールを、流されないでちゃんと大切にしていきたいと思います。日本人は黒船が来て初めて自らが日本人であることを認識したと、誰かが書いていましたが、まさにその通り。どこにいても、いや世界に居る時こそ、自分のアイデンティティを再認識し、再確認したいと思います。