先週、お盆で実家に帰省した際、中学校の同窓会に参加しました。 中学卒業後は地元の友人たちと連絡を取っていなかったため、実に30年ぶりの再会となりました。 約50人が集まった会場では、懐かしい顔ぶれと再び出会うことができました。

30年という歳月を経て、友人たちの近況や中学時代の思い出話に耳を傾けながら、それぞれが歩んできた多様な人生の軌跡に深く心を動かされました。

振り返ってみると、小中学校時代の私たちは、極めて限られた価値観の世界で生きていました。「勉強ができる」「足が速い」「運動神経が良い」といった、子どもなりの単純な物差しで互いを評価し合っていたのです。

しかし、30年という時を経たいま、そうした当時の価値基準は、人生全体から見ればほんの些細な要素にすぎないことが、はっきりと分かりました。

真に人生を左右するのは、その後の30年間をいかに生きてきたか、どのような選択を重ねてきたかということなのだな、そんな思いを深く実感したひとときでした。