8月、福島に帰郷した際にフルーツラインを走って名産の桃を買って帰ってきました。例年、自分で買わなくても実家から箱詰めされた大量の桃が送られてきたのですが、いよいよ年老いた両親にはそうした作業が難しくなり、私が福島に出向いて少しでも話をする機会を増やそうということで、このところ月に1度のペースで帰っています。

しかし福島も暑くなりました。盆地なので昔から暑いことで知られていましたが、今や日中の最高気温が37度とは…。今年は6月下旬から夏日が続いていますが、早くに訪れる夏で桃が熟する時期が早まり、収穫時期の見極めも難しくなっているそうです。また、暑さのため追熟の進行が早く、配送の難易度も高まっているとか。海水温の上昇で養殖のハマチやタイが窒息死するなどの影響も出ていると聞きますし、イカが捕れなくなり今やイカは高級品となってきましたが、フルーツも気候変動の影響でどんどん高価になってきたように思います。

故郷福島で桃を購入し、改めて、季節が来ると当たり前のように実家から桃やぶどうが届いた事のありがたみを感じたのでした。なぜもっとその感謝の意を両親に伝えてこなかったのだろうと、今更ながら思うのです。フルーツが届いても忙しさにかまけてお礼の連絡を怠り、数日後に実家から届いたかどうかの確認電話をもらう有り様でした。当たり前のことが当たり前でなくなる時が来ます。日頃から感謝の意を口にすることが大切ですね。