先週末、ある方に勧められてから、朝にプロテインを摂るようになりました。すると運動意欲が湧き、ジョギングも一緒に始めて数日経っています。暑いので、涼しい風が吹く早朝のうちに。走行距離等を記録してくれるアプリが日々の励みにもなります。テクノロジーは、この新たな習慣に限らず、もはや生活のあらゆる場面で欠かせない支えとなっています。
マーケットでは生成AIが絶えず話題ですが、実体経済への本格的な浸透はこれからです。CBO(米議会予算局)の分析によれば、現在の政策が続いた場合、米国の政府債務は2055年にGDPの156%に達すると見込まれています。しかし、生産性が改善するシナリオであれば、その水準は113%にまで改善されると試算されています。世界的に政府債務の膨張は懸念材料となっていますが、テクノロジーの力が、その重しを和らげる鍵となっています。
新たな習慣も自分の生産性改善につなげられるでしょうか。暑い夏、早朝から体力アップにもつながる好循環をどこまで続けられるか。できるだけ長く、楽しみながら続けていきたいと思います。
- 塚本 憲弘
- マネックス証券 インベストメント・ストラテジーズ兼マネックス・ユニバーシティ シニアフェロー
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一橋大学 経済学部卒。東京都市大学・非常勤講師。専門分野は投資戦略全般。
国内信託銀行で経済分析、投資戦略の策定、ファンドマネージャーを歴任。その後プライベートバンクにて経済分析や幅広い資産クラスによる投資戦略、ポートフォリオ分析に従事。2021年より現職。
