マーケットは、幸い、先週のつぶやきで予想した通り、未だ不安定ではありますが、値を戻してきました。本当に良かったと思います。一週間とは長い時間で、この一週間にも岸田首相の突然の総裁選不出馬宣言や、大型台風による混乱など、様々なことがあります。

台風7号・8号は、台風名ではアンピルとウーコンであり、それらはカンボジア語と中国語でそれぞれタマリンドと孫悟空だそうです。台風タマリンドが千葉県に上陸しそうで、その後には孫悟空が来ています、とはなんか不思議な絵です。アメリカでは人の名前を付けるので、台風ユリコが東京に上陸です、などとなるのですが、そっちの方が恐ろしさが醸し出されていいかも知れません。

冗談はさておき、台風が来る時にリスク回避で交通機関を止める等、そしてそうすれば利便性の提供は落ちる訳ですが、このリスクを取るか取らないかという判断はとても難しいと思います。政治判断も同様です。リスクを取るか取らないか。もちろん投資でもそうですし、人生も然りです。これは私の雑ぱくな印象で、しっかりとした裏付けデータがある訳ではないのですが、一般に日本に於いては、世界の他の地域に比べて、リスクを取った際のリターンについての評価が必ずしも高くなく、一方でリスクを取った際の失敗についてはとても手厳しい傾向があると思います。世界は加点法的な思考が強く、日本は減点法的な思考が強いとも云えるかも知れません。

ま、雑ぱくな観察と感想であり、特に強い主張を私が持っている訳ではありません。ただ私自身は、リスクを取る気質が小さい頃から強く、また仕事柄それが義務或いは責任だと感じています。リスクを取るには情報収集とリスク管理が必須です。しっかりとそれらに務めていきたいと思います。