夏バテです。とは云っても私のことではなく、マーケットのことです。2週間前にトランプが銃撃されて、今後どうなるんだ?!と動揺し、更にトランプが次の大統領になる!と云う激動の思惑の変化の中では、リスクが高まっていたと思われるにもかかわらず、投資家はリスクを好んで取りに行っていた傾向があり、しかし今、バイデンが候補から降りてハリスが民主党候補となり、バイデンが出来なかった軌道修正をハリスの民主党がし始めると(例えばFTC=連邦取引委員会のリナ・カーン委員長は、ビジネス界で極めて不評なのですが、ハリスが大統領になったらリナ・カーンを更迭するという話が、ハリス本人が云ったのではないと思いますが、流れています)、それはリスクが下がって来ているように思われるのですが、投資家はリスクを嫌い始めているように見えます。なんか不思議ですね。

リスクが高い時はリスクオン。リスクが低い時にリスクオフ。もちろん日銀の政策決定会合を月末に控えて、ドル円為替市場がまた大きく動くのではないかとか、決算発表シーズンに突入していく中で、ポジションを調整しようとしている、と云う側面もあると思うのですが、マーケットの綾は常に奥深いものがあります。マーケットは極めて冷静の時もあるし、極めて感情的に、雰囲気だけで動くこともあります。そして合理的な時もあれば、不合理的な時も多くあります。

ノーベル経済学賞を取った行動経済学(プロスペクト理論)は、人が如何に経済不合理的な行動をするかを説きました。今のマーケットは、まさに行動経済学で云うところの不合理な動きがあるように感じます。何が不合理であるかを抽出できれば、マーケットの先回りを出来るのですが、簡単ではありません。然しながら、ややリスクオフに行き過ぎているようには見えます。引き続き注意深く観察したいと思います。