7月15日に1000万円を超えたBTCは、すでに1070万円と上値を伸ばしてきています。トランプ氏の銃撃事件以来、上昇に勢いがついており、トランプ氏再選への期待がうかがえる値動きです。ドイツ政府による売りが一服したことも影響しているのでしょう。
イーサリアム現物ETFが7月23日にも取引開始との報道や、トランプ氏が7月25日~27日開催の「ビットコイン2024」カンファレンスに出席の意向を示すなど、今週は注目のファンダメンタルズ材料が多めです。
BTC(ビットコイン)は視界良好、上昇トレンドラインから押し目買い
BTC/JPY日足チャートです。SMA200(橙)にサポートされて反発した後、上昇に勢いがかかりました。下降トレンドラインもあっさり抜けてSMA90(青)も突破し、完全に上昇トレンドサイクルに回帰したように思われます。
MACDもゴールデンクロスしてきており、プラス圏に浮上しました。個人的には、8月にかけて1120-1125万円方向を前提にトレード戦略を変更していきたいと考えています。
あまりにも早い価格回復だったため、すでに日足では目先レジスタンスらしいポイントがありません。目先ターゲットは円建てでの史上最高値に引けるレジスタンスラインのみです。視界良好と言えるでしょう。
4時間足に時間軸を落として押し目買いのポイントを見ていきたいと思います。
BTC/JPY4時間足分析です。7月中旬から引けるトレンドラインが1つのポイントでしょうか。今週押し目を拾っていく最初のポイントとして意識しておくと良いかもしれません。
SMA30(黄色)とトレンドラインも重なって同じリズムで上昇しているため、押し目買いタイミングとしてはクラスターポイントになります。強気で勝負しやすい水準はこのトレンドラインからとなりそうです。
また直近のチャートでもSMA90はレジサポラインとして機能していたため、週後半にかけてSMA90が1000-1030万円付近で推移していた場合、たまたま深い押し目が入れば、絶好の買い場になる可能性もあります。今週はこの2段構えで準備しておくとよさそうです。
「ビットコイン2024」カンファレンスでのトランプ氏のスピーチ次第では大幅上昇の可能性も考えられます。それに期待したトレードが今週前半は入ってくるかもしれません。総じてポジティブな目線でトレードしていきたいと思います。
ETH(イーサリアム)は現物ETFいよいよ取引開始か?
続いてETH/JPY日足チャート分析です。下降トレンドラインをBTCと同様に抜けてきています。SMA30とSMA90にここ数日サポートされながらの上昇です。よって、目先はこのテクニカルがサポートとして機能しやすいため、今週はこの水準から買いをイメージしていきたいと思います。
現在、55万円台のレジサポラインに上値を抑えられている状態ですが、ここを突破すると史上最高値付近までの上昇が見えてくるのではないでしょうか。
BTCの連れ高相場と併せてETHも62-64万円台を目指して切り上がっていくと考えます。イーサリアム現物ETFの取引がスタートすれば、開始直後から多くの資金が入ってくる可能性も大きいため、個人的には上昇トレンド加速に勢いがつくことを期待しています。
今週より、再びBTC、ETHともに上昇目線に切り替え、史上最高値更新も見据えて強気で勝負していきたいと考えています。