2024年3月期の最高益を10%以上の増益で更新しそうな3月決算銘柄は

4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると2024年3月期は販売増や値上げ、経済再開を受けて東証プライム市場に上場する企業は3年連続で純利益が最高益となりましたが、2025年3月期は円安による業績の押上げ効果の剥落や、欧州と中国の景気動向を警戒し5年ぶりに減益になる見通しとなっています。

しかし、こうしたなかでも増益を確保し最高益が見込まれる銘柄もあります。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから2024年3月期の最高益を10%以上の増益で更新しそうな銘柄をピックアップしてみました。例えば三菱電機(6503)はデータセンターなどに使う業務用空調が伸びるとみられることや、ファクトリーオートメーション(FA)システム事業の採算改善も見込まれることなどから、2025年3月期の営業利益が前期比で21.8%増となり2024年3月期の最高益を更新する見通しとなっています。

2024年3月期の最高益を10%以上の増益で更新しそうな主な3月決算銘柄はこちらからチェック

もう一つのヒント

来週の決算発表スケジュール

7月18日のディスコ(6146)を皮切りに3月決算企業の第1四半期決算発表がスタートしています。来週はその決算発表が徐々に本格化する見通しです。23日にニデック(6594)や三菱自動車工業(7211)などが決算を発表するほか、24日にはジャフコグループ(8595)やオービック(4684)などが決算を発表する予定です。また、25日に日産(7201)や富士電機(6504)、日野自動車(7205)などが、そして26日にはエムスリー(2413)や信越化学工業(4063)、日立建機(6305)、SCREENホールディングス(7735)、日東電工(6988)などが決算発表を予定しています。

決算発表スケジュール(7月23日-26日)はこちらからチェック