減益ながら会社予想を大きく上回った3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると増益となる企業が目立ちましたが、その一方で需要の低迷やコスト高などを理由に減益となる銘柄もみられました。しかし、減益となった企業のなかには会社予想を大きく上回って着地した銘柄もあります。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、営業減益となったものの会社予想を20%以上上回った銘柄をピックアップしてみました。例えば富士通ゼネラル(6755)の2024年3月期の営業利益は、主力の空調事業で北米市場を中心に需要が低迷したことなどから前期比で62%近い減益となりましたが、販売が計画を上回って推移したことや、経費の削減を徹底したことなどもあり会社予想を43%以上上回っています。