減益予想に反して増益となった3月決算銘柄は

4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げの浸透、旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要などを背景に増益となる企業が目立ちました。そしてそうした銘柄のなかには減益を予想していたにも関わらず増益となったものもみられます。

そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから減益予想に反して増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばディスコ(6146)はパワー半導体や生成AI(人工知能)向け高性能半導体の需要が伸びるなか、ウエハーをチップに切り分けるダイサー(切断装置)やウエハーを薄く削るグラインダ(研削装置)などの出荷が伸びたことから前期比で1.6%減と見込んでいた2024年3月期の営業利益が10%増となっています。

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