2024年3月期の営業利益が50%以上の二桁増益となった銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げの浸透、旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要などを背景に増益となる企業が目立ちました。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に2024年3月期の営業利益が前期比で50%以上の二桁増益となった銘柄をピックアップしてみました。
例えば第一三共(4568)はがん治療薬「エンハーツ」の販売が好調だったことに加え、円安の効果もあり2024年3月期の営業利益が前期比で75.5%増となっています。また、ファンケル(4921)も化粧品関連の需要が回復したことや、栄養補助食品がインバウンド向けに好調だったことなどにより2024年3月期の営業利益が前期比で60.3%増となっています。