2023年の旅行収支は2022年の0.6兆円から3.4兆円と急拡大、インバウンド消費絶好調です。京都など著名な観光地は海外からの観光客があふれ、オーバーツーリズム状態にあるとも指摘されていますが、GW直前、桜前線を追いかけて弘前城の桜をみようと青森へと弾丸旅行を敢行した際には、海外からの観光客をそれほど見かけませんでした。すでに時期遅く弘前城の桜は散ってしまっていたせいかもしれませんが(GW前に散ってしまうとは想定外でした)まだまだ広く認知されていない名所はたくさんありそうです。

私が好きな「とある場所」がこのところ行列をなして大混雑するようになってしまいました。並んでいるのは海外からのお客様ではなく日本人。インバウンドではありません。著名な占い師が取り上げたことで、どうやらパワースポットとしてSNSで大拡散されてしまっているようなのです。土日だけではなく平日でも人があふれるようになってしまいました。それまで比較的静かな場所だったのですが、これがインフルエンス力ですか。これまでもTVの取材が入った飲食店に行列ができるという事象はありましたが、しばらくすると閑古鳥、という話をよく聞いたものです。しかし今起きているのはネットのSNSでの拡散です。人々が噂し、拡散し続けることで効力はなかなか衰えることがないようです。そんな場所が日本のあちらこちらにあるのでしょうね。

ちなみに青森の岩木山麓の県道3号線沿いには総延長約20kmにわたって並ぶオオヤマザクラを見ることができます。弘前城の桜は残念ながら散ってしまっていましたが、レンタカーを走らせて山の上のほうのオオヤマザクラ並木鑑賞ができましたので弾丸花見ツアー、成功です!…ただ、来年はもう少し早く計画しないといけないかな?