3月決算企業の本決算発表集計

4月下旬から3月決算企業の決算発表が始まっています。5月1日と2日は大型連休の谷間で決算を発表する企業が大きく減りましたが、それでもマーケットでの関心が高い企業が幾つか決算を発表しています。1日は三井物産(8031)やイビデン(4062)などが決算を発表したほか、2日も三菱商事(8058)や住友商事(8053)、日本航空(9201)などが決算を発表しています。そして大型連休明けの7日もJFEホールディングス(5411)やリコー(7752)、任天堂(7974)、川崎汽船(9107)、ヤマダホールディングス(9831)などが決算を発表しています。

そのなかで決算発表を受けて株価が大きく上昇したのが住友商事です。鋼管や建機、不動産など非資源分野での伸びが見込まれることにより2025年3月期の純利益が前期比で37.2%増となる見通しを公表し、コンセンサス予想を上回ったことから株価が大幅高となり上場来高値を更新しています。一方でイビデンは主力のICパッケージ基板でパソコンや汎用サーバー向けの需要回復が遅れることなどにより2025年3月期の営業利益が前期比で11.7%減となる見通しを公表したことから株価が大幅安となり年初来安値を更新しています。

3月決算企業の本決算発表集計(5月1日-7日発表分)はこちらからチェック

もう一つのヒント

5月9日の決算発表スケジュール

4月の下旬から3月決算企業の本決算発表がスタートしています。9日は多くの企業が決算を発表する予定で、旭化成(3407)や武田薬品工業(4502)、富士フイルムホールディングス(4901)、日本製鉄(5401)、住友金属鉱山(5713)、ダイキン工業(6367)、パナソニックホールディングス(6752)、日産(7201)、SCREENホールディングス(7735)、ソフトバンク(9434)などが決算発表を予定しています。

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