25日移動平均線で下げ止まって反発し4万円台を回復

祝日前の週となる3月13日のコラムでは、ポイントとして「3月12日に下げ止まって25日移動平均線上を維持できるのか。仮に25日移動平均線上を維持するようですと、低下する5日移動平均線を上回ることが考えられる他、5日移動平均線が上向きに変化することが期待されます」と解説しました。

その後3月15日に上向きの25日移動平均線をわずかに割り込む場面がありましたが、翌営業日となる3月18日に小さな窓をあけて25日移動平均線と5日移動平均線を上回って始まると、大幅高で取引を終えました。

また、日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた後も上昇が続き、祝日明けの3月21日に3月6日以来の4万円台を回復すると、3月22日には過去最高値を更新したことに加え3月26日まで4万円台を維持しているのが分かります。

【図表】日経平均株価(日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※ 移動平均線は5日、75日、200日を表示

権利落ち後も5日移動平均線上を維持できるか

ただ、3月26日には上向きの5日移動平均線を下回って終えており、短期的には下降トレンドの発生が警戒されるところです。

また、5日移動平均線を割り込んで推移する中、この時期特有のイベントがあります。それは、3月期決算企業の権利落ちです。3月期決算企業の配当や優待の権利付き売買最終日が3月27日になりますが、この翌営業日には配当分が株価から差し引かれて取引が始まります。

実際の配当落ち分については、あくまでも予想配当と言うことになりますが、260円前後ではないかと考えられており、3月28日はこの分の価格が日経平均から差し引かれて取引が始まるため、5日移動平均線を下回ったままの状態が続くことが考えられるのです。

そうなりますと、短期的な下降トレンドが発生する可能性があり注意が必要です。特に5日移動平均線が下向きに変化して上値の抵抗になるようですと、再び上向きの25日移動平均線辺りまで下落する可能性が出てきそうです。

モメンタムの上昇は続くのか

そのような中、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見るとどうでしょうか。

モメンタムとモメンタムの移動平均線であるシグナルの両方が上向きとなっています。また、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる0ラインを上回っています。

このような状況から、上昇の勢いは継続中と考えられ、このまま水準を切り上げることができるか、が注目ポイントになりそうです。

仮に2本線の上昇が続くようですと、5日移動平均線を下回っても、再び上回ることが期待されることに加え、高値に接近したり、上回ったりすることも視野に入る反面、2本線が下向きに変化するようですと、25日移動平均線辺りまで下落したり、割り込んだりすることが考えられ、4万円割れに注意したいところです。