今週の水曜、2月14日のバレンタインデー、どのように過ごされましたか。もう自分には関係がないという方も(私もそうですが)甘い思い出の一つや二つあるでしょう。
小学校低学年の頃、クラスの人気者だった近藤くんと高橋くん、二人にチョコレートを渡した時、高橋くんから「なんだよ、俺だけじゃないのかよ」と不貞腐れたように言われたことは鮮明に覚えています。自分だけじゃなかったことへのがっかりが漏れ出ただけで、私がどうということではなかったと思われますが、この時はきちんと二人からお返しもいただきました。おそらくお母さんが用意してくれたのでしょうけれど。時は流れ中学生の頃。2年間片思いした安藤くんに渾身の手作りチョコを手渡したのにお返しを貰えなかったことはホロ苦い記憶。よくよく思い出してみたら私にはバレンタインデーの「甘い記憶」はありませんでした!
バレンタインデーはモロゾフが日本に初めて紹介したとされていますが、今、チョコレートの価格が騰がっていて、今年は義理チョコの数が大きく減るのではないか、と懸念されていたようです。NY市場で取引されるカカオ豆先物価格はこの1年で2倍にまで上昇しています。
過去最高値は1977年の5379ドルでしたが、今年この過去最高値を更新、足元では6000ドル台まで上昇しています。主要産地である西アフリカのコートジボワールとガーナの天候不順が影響しているのですが、帝国データバンクによると今年2024年のバレンタイン向けチョコレート1粒あたりの平均価格は395円で、前年から4.5%上昇しているのだとか。年に1度のことですし4.5%程度の上昇など問題ない、という方も、それは本命チョコならばでしょう。今年、義理チョコの数が減らされてしまった可能性は否めません。今週14日、チョコレートを貰えなかったからといって悲観するなかれ。それはチョコレート価格が高騰してしまったせいなのですから。