上期の営業利益がコンセンサス予想を20%以上上回り増益となった3月決算銘柄は
3月決算企業の上期決算発表では増益となる銘柄も目立ちました。経済正常化による需要の回復や値上げ、円安などが追い風となりました。そしてそうした銘柄のなかには市場の期待を大きく上回って増益となったものもあります。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから上期の営業利益がコンセンサス予想を20%以上上回り増益となった銘柄をピックアップしてみました。
例えば塩野義製薬(4507)では国内で新型コロナウイルス向け抗ウイルス薬「ゾコーバ」が好調だったことなどから上期の営業利益が前年同期比で3.5倍となりコンセンサス予想を41.3%上回っています。また、不二製油グループ本社(2607)は日本や欧米で植物性油脂の原料であるパーム油の価格高騰に伴う値上げの浸透で上期の営業利益が前年同期比で73.7%増となりコンセンサス予想を31.3%上回っています。