この一週間ほど、急にめっきり寒くなりました。毎朝ジョギングするので、ヒシヒシと感じます。ようやく冬本格化か。と思いきや、今朝ジョギングをしていると公園の白梅がほぼ満開に咲いていました。ほんの数日前には気が付かなかったのに、一気に咲いたのでしょう。しかし足下を見ると、霜が降りていました。冬真っ盛りと思うと、春がもう来始めている。甲辰を文字通りに感じさせる、そんな朝でした。いい季節ですね!

さて一昨日の日曜日は、奈良県の五條まで行き、「陀々堂の鬼はしり」なる火祭りを見ました。静かな町の更に外れにある、周囲に何もないお堂で五百年以上行われてきた火祭り。今回は実に539回目とのことです。大きな松明(たいまつ)を持った三体の鬼が、木造のお堂の中をぐるぐる移動し、外に向かって松明を振りかざす。松明の上にはお堂の梁(はり)。当然梁は少し燃え、それを水を浸した枝で叩いて消す役が居る。いや、これはかなり狂気な祭りでした。「過去の罪を悔い身に積もった汚れを払い、新しい年の幸福を祈る阿弥陀悔過法会が鬼走りです」と五條市のホームページには書いてあります。この時期は、昔から、新しい再生を感じさせる季節だったのでしょう。

永遠に繰り返される自然の営みと、何百年も続いてきた人々の営み。季節と祭りは、切っても切れない関係で、そして祭りには人の生活に関わる大切な意味が込められていて、だから情緒があります。今年は多くの祭りに訪れて、人と季節のサイクルを感じたいと思います。