令和6年能登半島地震による災害により、被害にあわれた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
今朝のモーニングサテライトでも述べたが、今日、大発会の相場は下げて始まるだろう。
ただし、それは北陸の震災を嫌気しての売りによるものではない。
被災地の方には酷な言い方となることをご容赦下さい。しかし、客観的事実として今回の震災による被害は、日本経済や上場企業への影響という点では限定的である。
東日本大震災が未曽有の原発事故やそれに伴う電力不足などを筆頭に首都圏経済へ甚大な影響をもたらしたのとは大きく異なる。
今日、大発会の下げを誘因するのは米国株安である。ナスダック総合は昨年末の大納会以降(すなわち28日引け値対比)3%超も下落しており日経平均がフルに連動するなら1,000円を超える下落となっても不思議はない。しかし、シカゴCMEの日経平均先物は33,000円台を維持している。
東京市場が日経平均で400~500円安程度にとどまれば、むしろ底堅いと言えるのではないか。
為替が円安に振れているのも支援材料だろう。
大きな被害に遭われた方が大勢いるなか大変不謹慎な言い方かもしれないが大発会の大幅安をむしろ歓迎したい。
大発会の騰落と年間の株価の騰落は正反対に動くことが近年は多い。
2023年を思い出されたい。
大幅安で始まった大発会だったが、年間では3割近い上昇になった。
2023年の再来を期待したい。
(本日はレンジ予想はございません)