BTCが堅調です。週末には450万円に乗せる時間帯もあり、久しぶりにマーケットは活況を呈しています。ドル建てでも3万ドルまで回復し、大台定着を狙う1週間となりそうです。1ドル150円で計算した場合、450万円をキープするかしないかを見極める相場展開になるのではないでしょうか。
次のターゲットは500万円となりますが、10月中にこの価格帯まで回復するとは想定していませんでした。まさに、市場は「想像をはるかに超えて動く」と言えそうです。想定外の高値まで上値を伸ばす可能性もあるかもしれません。
BTC(ビットコイン)、日足の押し目はトレンドラインとSMA30
BTC/JPY日足チャート分析から始めます。上昇トレンドにサポートされてから続伸しましたが、移動平均線も各種トレンドラインに並行して、上昇を開始しています。このようなこともあり深い押し目を作った場合にも、このサポート帯が存在するため、より強気と考えることもできます。
今週はこのトレンドラインからの買い戦略を前提に進め、SMA30(黄色)も合わせてサポート帯と意識し、買い戦略を検討したいと思います。
また、もう少し浅い押し目でエントリーするならば、425-430万円に引くことができる水平線の手前からでしょうか。際立った高値を引いた水平線で分析し、この手前に指値注文を準備しておくのも一案です。
日足レベルでのサポートはこのあたりが目立ってきますが、よりアクティブに攻めるために、4時間足に時間軸を落としてエントリーチャンスを探してみましょう。
BTC/JPY4時間足に時間軸を落とします。並行チャネルトレードを意識して、この下限ライン付近からのエントリーを意識してみます。
下限ラインは442-444万円を意識して、買いエントリーを狙います。また4時間足でもSMA30が徐々に上昇してきており、1~2日後には、この下限ラインと重なってくるのではないでしょうか。
こちらもより強力なサポートラインとしてワークすると考えられるため、デイ〜短期スイングトレードベースでは、この442-444万円をバックに買いトレードをこまめに回していくのが良さそうです。ただし、次の高値更新からの反落では、MACDがダイバージェンスする可能性があります。このポイントだけは注意しておく方がよさそうです。
ビットコインは年末に向けて、大きな上昇相場期待が多くなってきたと感じています。今週はドル建てで3万ドル=450万円キープが課題となりそうです。この条件をクリアできれば、来週以降、500万円の壁が見えてくるのではないでしょうか。
ETH(イーサリアム)、下降トレンドラインを再度突破
ETH/JPY日足チャート分析に切り替えます。ネガティブ形状から一転し、BTCに連れ高となり、再び下降トレンドラインを超えてきました。先週の高値を超えてきたことも大きなポジティブ材料です。
次のターゲットはSMA200(橙)と今月の高値である26万円前後でしょうか。ここを目指してシナリオを立てていくと良さそうです。MACDも再び陽転しそうです。この勢いなら、改めて買いトレード再開を狙っても良いかもしれません。
狙いとしてはSMA200を突破後、浅い押し目でSMA200がサポートになるタイミングからのエントリーを意識したいところです。今週後半から週末にかけてそのチャンスがやってくるかもしれません。直ちに仕掛けるというより、あと一歩待ってからの勝負が良いのではないでしょうか。年末に向けて期待の上昇が開始したと思われます。
今週は、BTCは引き続き買いトレードを継続、ETHもまもなく買いトレード再開というスタンスでいきたいと思います。