週末に、20年以上の付き合いになる友人、Li Lu とディナーをしました。物理的に会うのは十年ちょっとぶりです。暫く会ってなかったブランクを一切感じさせず、二人で様々なことをかなり深く話しました。

Li Lu は天安門事件の時の学生リーダーのひとりで、その後アメリカに亡命したのですが、想像に難くなく激しい人生で、私が初めて会った時はまだ多くの呪縛に縛られていて、その頃から深く話して来たので、人間としての変遷をまざまざと見てきた、まぁ彼からすると私は知己のような友人なのかも知れません。

彼の方が私より少し若いのですが、二人とも同じ世代です。彼はディナーで、これからの自分の人生は、時間や知識・知恵、情熱、人脈、影響力、お金、その他、自分の持っているあらゆるリソースをどのように使うかをChooseする(チョイスする)ことが、極めて重要であると話していました。蓋し名言。全くその通り。

彼も私も人生の後半で、持っているリソースの使い方によっては人生の中で最も生産的な時間帯になるかも知れないし、使い方を間違えれば、或いは使わなければ、何も生産しない時間帯になります。

ジェフ・ベゾスは2010年6月のプリンストン大学に於ける卒業生向けのスピーチで、In the end, we are our choices.で結ぶ素晴らしいスピーチをしました。自分自身の選択が、自分の人生を作るのだ。これは若者に対する言葉だったのですが、人生の後半でこそ、更に大きな意味があるように、Li Lu と話していて初めて気が付きました。

友達も時間も、そして情熱も、大切にしたいと思います。