上期の営業利益が減益予想に反して増益となった12月決算銘柄は
7月下旬からスタートした12月決算企業の上期決算発表も先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると円安や経済活動の再開、サプライチェーンの改善などを追い風に増益を確保した企業も多くみられました。そしてそうした銘柄のなかには減益を見込んでいた会社予想に反して増益となったものもみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の12月決算企業のなかから上期の営業利益が減益予想に反して増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えば横浜ゴム(5101)では北米を中心に多目的スポーツ車(SUV)向けなど高価格帯のタイヤの販売が好調だったほか、競合が苦戦する欧州でも販売を伸ばしたことなどから前年同期比で13%近い減益を見込んでいた上期の営業利益が4%を超える増益となっています。