市場の期待を大きく上回る増益となった2月決算銘柄は

西松屋チェーン(7545)を皮切りにスタートした小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表も先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると円安や原材料高による仕入れコスト高に加え、人件費の上昇などもあり減益となる銘柄がみられました。しかし、その一方で新型コロナウイルス禍からの経済再開による人流の回復などを追い風に増益を確保した銘柄も多くみられました。そしてそうした銘柄のなかには市場の期待を大きく上回ったものもあります。

そこで今回は第1四半期の営業利益がコンセンサス予想を1割以上上回って増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばスギホールディングス(7649)は新型コロナウイルス禍の行動制限の緩和で外出機会が増え化粧品や日焼け止めなどの販売が好調だったうえ、調剤部門も伸びたことなどで第1四半期の営業利益がコンセンサス予想を14%以上上回り、前年同期比で16%を超す増益となっています。

コンセンサス予想を1割以上上回り増益となった2月決算銘柄はこちらからチェック

もう一つのヒント

27日の決算発表スケジュール

20日のディスコ(6146)とニデック(6594)を皮切りに3月決算企業の第1四半期決算発表がスタートしています。始まったばかりということもあり決算を発表する企業はまだ多くありません。しかし、27日も信越化学工業(4063)や日立建機(6305)、富士通(6702)、オムロン(6645)などマーケットの関心が高い企業の決算発表が幾つか予定されています。

決算発表スケジュール(7月27日)