増益達成に向けて順調なスタートを切った2月決算銘柄は
西松屋チェーン(7545)を皮切りにスタートした小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表も先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると円安や原材料高による仕入れコスト高に加え、人件費の上昇などもあり減益となる銘柄がみられました。しかし、その一方で新型コロナウイルス禍からの経済再開による人流の回復などを追い風に増益を確保した銘柄も多く、そうした銘柄のなかには通期の増益達成に向けて順調なスタートを切ったものもみられます。
そこで今回は第1四半期に増益を達成し、通期でも増益を見込む2月決算銘柄のなかから上期予想に対する第1四半期実績の進捗率が60%以上となったものをピックアップしてみました。例えばヨンドシーホールディングス(8008)は主力のジュエリー事業が店舗集約による効率化で採算が改善したことなどから第1四半期の営業利益が前年同期比で87%を超す増益となり、上期予想に対する進捗率が90%超となっています。