グロース市場指数が年初来高値を更新、プライム市場指数にも拍車をかけるか

グロース市場指数が6月12日、年初来高値を更新しました。5月30日のコラム「プライム市場は上昇のリズム延長か」の中で解説したように、グロース市場指数はもち合い相場から上放れる展開にもなっています。プライム市場指数の上昇に拍車をかける可能性が高く、上昇幅や上昇期間の延長に繋がっていくことが予想されます。

ここからグロース市場の影響を受けてプライム市場で物色優位が予想されるのは、「サービス」、「精密機器」です。グロース市場指数に強い上昇がみられた2022年6月安値からの上昇時にプライム市場で上昇をけん引した業種になります。

中期目線で今後株価上昇が見込まれるサービス業種8銘柄

6月12日は東証33業種のうち、ランキングトップだったのは偶然にも「精密機器」でしたが、今回、「サービス」業種から元気が出そうな銘柄のスクリーニングをしてみました。

例えば、私がよくやる簡便法です。プライム市場で「サービス」に分類されるのは6月12日現在192銘柄です。そのうち、株価が25日移動平均線を上回っているのは102銘柄です。

そのうち、25日移動平均線が上向きで推移しているのは78銘柄です。そのリストの中で売買代金が25日移動平均を上回っている銘柄から、中期目線に沿ったチャート妙味の8銘柄を選んでみました。

それは、ソラスト(6197)、ラックランド(9612)、LIFULL(2120)、チャーム・ケア・コーポレーション(6062)、スタジオアリス(2305)、大栄環境(9336)、トランス・コスモス(9715)、建設技術研究所(9621)です(順不同)。

あくまでも私独自の選定方法ですので、実際の投資は自己判断で、お取り扱いにはご注意ください。