またしても、米国と北朝鮮のまるで子どもの口喧嘩に世界中が振り回されている感じですね。それが外交だという意見もあるのでしょう、でも大人気なく周囲に迷惑や困惑を生じさせる言動にはウンザリします。

 

さて、先週もお知らせしましたが、月曜日の当コラムは今日で最後、次回(6月)から金曜日(今週金曜日!)に引越しをします。タイトルは変わりませんが、10年以上続いた月曜日連載の一つの節目として、「お金」との向き合い方についてまとめてみたいと思います。

 

お金と一言でいっても、貯め方、稼ぎ方、運用方法、使い方、いろいろとありますよね。見聞きして、その通りにしたつもりでも、思っていたのとは違う、うまくいかないということもあるでしょう。

それは一人一人の生活事情が異なるからです。同じ年齢、同じ家族構成、同じ年収だとしても、個人はもちろん、人間の集合体である家庭も、それぞれ重要視することが異なり、求めるライフスタイルが異なります。当然性格は人それぞれ、向き不向きがあります。

 

FPの推進する方法についてはこれまでずっと書いてきました。それは間違っているとは思いませんし、できればどなたにでも実践してもらいたいことです。実際に将来に渡って不安のない資産を築いている人たちもいます。前向きに勉強してくださる方々は、少なくとも、まずは取り掛かり、始めてみようとされますが、継続はできているでしょうか?

 

身の回りのお金について考えるとき、まずは自分について知ることです。

家族があれば、家族が大切に思っていること、優先したいこと、それらも知ることです。あれもこれも、とお金をかけたいものだらけでは、まさに「散財」。それ以上の収入が十分にあれば、それはそれで良いかもしれません。でも、老後に向けてもそのままで行けるような人はかなり限られるはずですよね。だからこそ、お金に対する不安をどこかに持っている人が多いのです。

自分(家族)が何を優先したいのか、将来はどうしたいのか、今どれだけの金融資産があるのか、収入は、年間どれだけの支出をしてどこにお金をかけてきたのか・・・今後を考えるとき、希望だけを優先できないこともあります。子どもがいれば、まずは養育・教育費を作ることは必要不可欠ですし。

自分を知り、自身の不安に感じるものの正体をはっきりさせる(可視化する)。その過程で事実や数字の列挙だけではなく、自分の性格も見つめ直すこと。どういう方法なら続けることができる性格なのか、を確認しましょう。

 

自分を知らなければ、いくら勉強しても自分のものになりません。

自分自身にあった方法にたどりつくことで、お金の不安も減っていくはずです。

 

長年に渡り、月曜日にご愛読してくださった皆様、ありがとうございました。

今後は金曜日にお会いしましょう。引き続き、よろしくお願いいたします!

 

・・・<お知らせ>・・・

来月より掲載日が月曜日から金曜日(隔週)に引越します。

長年月曜日にご愛読いただいていた皆様には、引き続き金曜日にご愛読いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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廣澤 知子

ファイナンシャル・プランナー

CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員