北朝鮮がICBM発射停止と核実験施設を廃止・・・。本当であれば地政学リスクが大いに軽減する喜ばしいことですが、何といっても相手はあの北朝鮮ですから、そう簡単には信用できません。施設を廃止しても核開発は行うなど裏があるのではと勘ぐってしまいます。
週末にWEB上でニュース等を見ていた中で、ちょっと気になるタイトルがありました。「節約しながらダイエットも成功させる・・・」
その関係性は高いだろう、と読んでみると、私が考えたこととは少々異なりました。
そこに書いてあった「ジャンクフードを食べない」「コンビニに行かない」等、なるほど間違いないとは思います。
でも少し別の視点からこの命題について考えてみたいと思います。
「健康的な生活をしましょう」「節約をしましょう」ということは多くの人が意識しています。頭で分かっていても実際の生活に取り入れることに挫折することが多いようですね。多くの場合、自分への言い訳が大きく、「頑張った今日だけご褒美。明日からがんばろう!」といった感じです。それで明日から始められる人はまずいません!お金の無駄使いも食べ過ぎも、運動不足も、危機感が伴わなければ脳は注意信号を送ってくれません。言い訳というオブラートで包んでしまえば危機感は和らいでしまうもの。
少し前に「レコード・ダイエット」というダイエット方法が話題になりました。ひたすら食べたものを記録していくというものです。面倒くさいと思いますが、この大きな効果は、食べたものを記録として目の当たりにすることで、オブラートに包みきれない危険信号が灯る点にあるのだと思います。日々体重を記録するのも良いのかもしれません。数字を見てしまうと、危機感は募るはず。
節約も、というより無駄な出費を省くために最も効果的なのは、やはり記録することだと思います。これまでも書いてきましたが、収支や残高を出し、お財布の残金を確認するような完璧な家計簿をつけることを勧めているわけではありません。そうした家計簿だと途中で息切れして止めてしまうこともあるでしょう。(上手にアプリ等使えるようでしたら、もちろん活用してくださいね!)
まずは日々自分の使ったお金(支出分)を書き出すことをしてみましょう。
投資を上手にしている方は自身の投資した金額、収益、損失、そうした数字を常に意識しています。数字を日常的に意識することは色々な面で役立ちます。
ジャンクフードを食べても、コンビニに行っても良いと思うのです。それを自身で把握することで、その後に調整できるようになれば良いのではないでしょうか。
食べ過ぎなら、翌日は控える。無駄なものを買ったと思えば、次は繰り返さない。
そうすることで体重もお金についても計画性が身に付き、コントロールできるようになってくると思います。
廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員