コンセンサス予想を上回る強気の上方修正に踏み切った3月決算銘柄は

1月下旬からスタートした3月決算銘柄の第3四半期決算発表も2月中旬で終わりとなりました。原材料高の影響などで業績予想を下方修正する企業もみられましたが、その一方でインバウンド需要の回復や円安、値上げなどを支えに業績予想を上方修正する企業も少なからずみられました。そこで今回はそうした企業のなかからコンセンサス予想を上回る強気の上方修正を行った銘柄を取り上げてみました。

具体的にはTOPIX500採用の3月決算企業を対象にコンセンサス予想を5%以上上回る営業利益の上方修正に踏み切った銘柄をピックアップしました。例えば神戸製鋼所(5406)は値上げの浸透などで鋼材のマージン(利ざや)が改善することなどから通期の営業利益の見通しを550億円からコンセンサス予想を24%近く上回る670億円に上方修正しています。また、東京瓦斯(9531)も原料費調整による都市ガスの単価上昇を受けて通期の営業利益の見通しを1500億円からコンセンサス予想を60%近く上回る3310億円に引き上げています。

コンセンサス予想を5%以上上回る上方修正を行った主な3月決算銘柄はこちらからチェック