今週は手控えムードの強い一週間
今週は手掛かり材料難の中、一進一退の小動きの展開が予想される。日本では週の半ばに
勤労感謝の祝日があり、米国では24日が感謝祭で休場、25日は短縮取引となる。こうした
ことから手控えムードの強い一週間となるだろう。
日経平均は上値の重さが目立つが相場の基調は上向き
日経平均は2万8000円の節目が意識されているようで上値の重さが目立つ。ただし、主要
な移動平均線がすべて上向きに推移しており、相場の基調は上を目指すもので間違いない
だろう。
今週は主要な経済指標の発表などが少なく相場の材料に乏しい。その中で材料になりそう
なのは23日に公表される11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録。そして22日
のクリーブランド連銀のメスター総裁など米連邦準備理事会(FRB)高官発言に注目か。
小型グロース系の値動きが軽い 東証マザーズ指数が800ポイントを抜けるか注目
海外の不透明感から主力の大型株が手掛けにくい一方、米長期金利の一服感から小型グロ
ース系の値動きが軽くなっている。東証マザーズ指数は先週4月以来7カ月ぶりの高値をと
ってきた。東証マザーズ指数が節目の800ポイントを抜けるか注目したい。
日経平均の予想レンジは2万7600~2万8300円とする。