その過熱感に気をもみつつも、つい期待も・・・そんな状況とでもいうのでしょうか。米国株式市場も日本株市場もドル円為替相場も。
もちろん小さな調整はありましたけど、そのスピードとこれまでの調整のサイズを考えると「早過ぎ」「上がり過ぎ」という印象は否めません。

こうした相場を前に悩める2種類の投資家がいると言えるでしょう。

1.含み益に喜びつつ、急落に不安に感じている

2.乗り遅れ、今から投資すべきか悩んでいる
つまり投資中か否かの2タイプです。
ちなみに下記の悩みのないタイプの方々については、ここでは触れません。

〇 ところどころで利益確定し、実質資産を確実に増やしている

× 投資に興味なく、株が上がろうと下がろうと無関心

なお、FPとしては「×」の無関心の方が少しずつでも減っていってほしいというのが本音ですが・・・。

さて、多くの迷える子羊である1.と2.の方の悩みを少しでも解消すべく、対策と心得を。
儲かっていると思うとつい欲張りになるのが人の性。日々含み益のチェックをしては一喜一憂しているような方は投資価格と必要十分利益を冷静に計算した上で、一度利益確定をしておくことをおススメします。
どうしても今売りたくない、でも急落したら・・・という方は、投資商品にもよりますが、ヘッジのための売り注文を入れておくべきでしょう。
長期投資家として年に一度のリバランスのみを信条とされている方は、たぶんこの相場状況でもそれほど「悩んで」いらっしゃらないかもしれません。ただ、大相場の時は年に一度に固執せず、今年もあと1か月で半分ですからイレギュラーなリバランスをすることでより投資効率を上げることができるかもしれませんね。

利益確定をした方、まだ投資をしていない方、共に言えますが、今後も相場はまだ上昇していく可能性は十分あります。投資から退場したままでいる必要はありません。週末の日経新聞に何人かの金融機関の専門家による年内の想定レンジが載っていましたが、日経平均に関しては見事に全員一致で「~2万2000円」とありました。
もちろん専門家が言うことが絶対というわけではありません。(それであればプロは全員負け知らずの大儲けですよね。そうでないことは経験上よく知っています・・・。)
ただ少なくとも彼らは膨大な情報量と独自の分析力をもったうえでコメントしているはずですから、一つの目安にするには良いと思います。
であれば、日本株にもまだまだチャンスはありそうですね。

ただし、冒頭に書いた通り、早過ぎ、上がり過ぎの相場は必ず大きな調整が入るものです。それが市場というもの。ただし急落すれば、またそれもチャンスです。
十分に注意して相場と向き合うようにしましょう。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員