新年明けましておめでとうございます。
今年、未年は日本株アノマリー的には「未辛抱」、耐える年とされています。昨年の午年は「午尻下がり」、低迷の年と言われていますが、大納会こそお化粧買いもなく下落で終わったものの、年間で見ると約8%の上昇とけっして「下がり」ではありませんでした。今年もアノマリーが外れて景気の良い年になってほしいものです。
・・・と運頼み、神頼みもありますが、自身の財布を景気良くするにはやはり自分自身の努力が必要ですね。

先日「年間100万円を貯めるための第一歩」という記事を見かけました。「筋トレ・ダイエット」「休日に携帯を切る」等々が並んでいて思わず笑いました。
そうした精神論(?)、けっして間違ってはいないと思うのです。何か目標を達成しようと考えれば、生活から正していくというのは必要なのかもしれません。
記事ではその理由も精神論風でしたが、別の見方をしても一定の効果があると思いました。ここでもう一つ、記事にはない「早寝早起き」を加えてみましょう。一見、お金を貯めることとは無関係な感じのこれらの効果を以下のように考えてみました。
「早寝早起き」
早く寝る⇒朝すっきりと目覚める⇒新聞、ニュースをしっかり頭に入れる、投資の勉強をするなどの「朝活」が無理なくできる!早朝に市場情報を仕入れておくことは投資には大きなプラス。
「筋トレ・ダイエット」
飲み歩き・おやつや夜食等の買い食いが減る=ついコンビニに寄ってしまうといった生活習慣が変わる!⇒身体も健康に、ムダ遣いも減る!
「休日に携帯を切る」
1日のうち携帯を見ている時間は意外と長いもの⇒自分の時間を有効に使える⇒筋トレでも投資の勉強でも読書でも1週間のお小遣い帳記入でも・・・!
いつのまにかお金が減ってしまうというタイプの人は、生活を見直すことが確かにお金を貯める第一歩とも言えそうです。
お金を貯める3原則「支出を減らす」「収入を増やす」「運用する」のうち、上記は支出カットと運用につながり、長い目で見ると、朝活の勉強が収入アップにもつながるかもしれません。
日々忙しくしていると、目標を立てることも、生活のリズムを変えることもなかなか難しいものですが、ほんの一つでも習慣に変化をつけることが全体を変えることに繋がっていくではないでしょうか。
投資に興味はあるけれど始められない...という方にもいつも言いますが、ハードルを上げずに「まずは始めてみる」こと。これが全てのきっかけになると思います。
何かを始められる1年にしたいですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員