ソチ五輪が開幕、都心で45年ぶりの積雪27cm!・・・と何かと話題の多い週末でした。
金融関係者にはもう一つ、米雇用統計の発表という大イベントもありました。市場の予想を大きく下回る結果となった、その要因の一つが米国における天候(異例の寒波)というのは「いずこも・・・」という感じ。
日本の景気の足は、大寒波にも米国にも引っ張ってほしくないものです。
さて、
「お金が大好き~♪」
と歌うTVのCMをご覧になったことがありますか?
ゲームのCMなのですが、ネット上では今一つ支持は低いようです。
お金を「嫌い」という人はそういないとは思いますが、露骨に「大好き~」と言われると日本人の国民性からは違和感があるということなのでしょう。

お金が大切であることは誰でも分かっていることで、それは安心して生活していくために必要ということ。要は好き嫌いでないのです。
ちなみに投資には好き嫌いがあるかもしれませんね。短期投資家には、ほぼ趣味として楽しんで行っている方も多いようです。

たとえ投資をあまり好きではなくとも、「必要」と理解して、どなたにもぜひ行っていただきたいのです。短期売買で常に相場を見る、というのではなく、自身の資産を守り、育てるための長期計画の一端として。

そのためにも、少なくとも投資に対する毛嫌い、嫌悪感をなくすことが大切です。
嫌いという方のほとんどは、
「勧められて買ったが大損した経験がある」
「難しくてよくわからない」
「金融機関の勧誘がしつこくて関わりたくない」等々口にされます。

投資を趣味まで引き上げなくとも、嫌わずに付き合っていくためにはいくつか考え方を変えるといいかもしれませんね。

●必ず儲かるものではないという認識を持つこと。誰が勧めようが、必ず儲かる投資などありません!
●投資の世界には難しい言葉も多いものです。いきなり相場のニュースを見てもピンとこないのは当然です。気構えずに日々のテレビや新聞のニュースと経済の動き(株価や為替)を継続して見てみましょう。関係性など見えてくると思います。
●勧誘の多い金融機関は手数料が高いことも。一つ買えば次から次へと勧誘されます。自分で考え、自分で決めて投資を行えるように最低限の情報集めと理解力はつける努力はしましょう。

最後の「努力」という点のハードルが高いのは承知しています。
でも自分で分かるようになれば、勧誘など断ってより安い手数料で、自分で決めた投資できるようになり、そこに楽しさを見いだせる可能性も・・・。

毛嫌いしないで学ぶことで、新たな知識は世界を拡げてくれるかもしれません。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員