主なポイント

・ウォーレン・バフェット氏は世界で最も裕福で成功した投資家の1人である
・同氏は確固たる実績を持つ成熟企業を好む
・同氏は永久に保有し続ける心構えで、長期的に有望な銘柄を購入する

億万長者の投資方法を真似てみる

言うまでもなく、ウォーレン・バフェット氏は投資の達人です。時価総額が6,100億ドルを上回る複合企業、バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOとして、数十年にわたって株式投資を行っています。バフェット氏の個人資産は約1,000億ドルに上ります。

世の中の投資家にとってありがたいことに、バフェット氏は自身の投資ノウハウを惜しげもなく披露しています。多くの人は、バフェット氏がビジネスの価値を見抜く特異な才能を持っていると考えていますが、同氏の戦略の中には、投資の初心者でも簡単に真似できるものもあります。その中から、今すぐ試せる簡単な投資戦略を4つ紹介します。

1.S&P500指数に投資する

バフェット氏は2017年のインタビューで、退職後の資金をためる方法として、低コストのS&P500指数インデックスファンドに継続的に投資するようアドバイスしました。同氏は、「どの時代においても、最も理にかなった方法だと思う」と述べました。

S&P500指数インデックスファンドは、S&P500指数構成銘柄に投資します。S&P500指数は、米国で最も規模が大きく、最も成功している上場企業で構成されます。構成企業全体として、一晩で億万長者になることはできませんが、長期的に着実に成長をもたらしてくれます。歴史的に見ると、同指数はインフレ控除後で、年率約7%上昇しています。

S&P500指数インデックスファンドは、どの証券会社でも簡単に購入することができます。証券会社によっては、インデックスファンドの単元未満購入に対応しているところもあります。投資予算が限られている場合、これは優れた選択肢です。

ここで、バフェット氏が特に低コストのファンドを推奨していることに留意しなければなりません。低コストというのは経費率、つまり投資資金のうちファンドの経費としてかかる割合が低いファンドを指します。

例えば、経費率が0.03%の場合、投資額1万ドルに対して年間3ドルの手数料がかかります。経費率が低ければ低いほど、運用リターンの多くが投資家の収益に反映されます。

2.長期的な視点に立つ

投資は、手っ取り早く利益を得ることもできれば、時間をかけて行うこともできます。バフェット氏が取るのは後者の戦略です。同氏は、望ましい保有期間は永遠だと公言しています。

長期保有に適した銘柄とそうでない銘柄があります。バフェット氏は、さまざまな経済情勢を通じて確固たる実績を持つ盤石な企業、つまり持続力のある企業を好みます。優良株(ブルーチップ)と呼ばれる銘柄やS&P500指数構成銘柄は、一般的にこの条件に当てはまります。

一方で、流行株、スタートアップ企業、急進的なイノベーション企業は、バフェット氏の得意分野ではありません。このような銘柄にも投資機会はありますが、利益が上がるかどうかは長期保有よりも、売買次第と言えます。

3.荒れ相場を受け流す

バフェット氏は長期的視点を固持し、乱高下の激しい市場でも決意が揺らぐことはありません。市場のボラティリティを切り抜けるためのアドバイスとして、同氏は、「市場を見過ぎないこと」と言っています。

長期投資の利点は、市場全体で株価が下落している時に何もしなくていいことです。持続力のある企業に投資していることを忘れないでください。その企業が根本的に変わらない限り、待つことが最善の方法です。ポートフォリオを維持していれば、下げ相場が反転した時にリターンを得ることができます。

4.流れに逆らう

バフェット氏の投資に関する名言の1つに、「他者が貪欲な時に恐怖心を抱き、他者が恐怖心を抱いている時に貪欲であれ」というものがあります。言い換えると、市場が熱くなっている時は慎重になり、市場が低迷している時に機会を狙うということです。

バフェット氏にとって、機会とは優れた銘柄を安く買うことを意味します。2022年第1四半期にハイテク銘柄が大幅に下落した時、同氏はまさにこれを実行しました。他の投資家がハイテク銘柄のエクスポージャーを減らす中、バフェット氏はお気に入り銘柄の1つであるアップル株を370万株買いました。

バフェット氏のように投資する

バフェット氏は、大手企業や長期継続保有を好みます。また、市場全体のセンチメントに逆らって動くことも好みます。こうした方法を取るには忍耐が必要ですが、どんな投資家でも真似できる簡単なものばかりです。

バフェット氏の極めてシンプルな戦術を実行すれば、あとは時間が経つにつれてリターンが現れるのを待つだけでよいのです。数十年後、株式市場で儲けるのがとても簡単になった瞬間として、あなたはこの日を思い出すかもしれません。

免責事項と開示事項  記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。
元記事の筆者Catherine Brockは、記載されているどの銘柄にもポジションを保有していません。モトリーフール米国本社はアップルとバークシャー・ハサウェイ(クラスB)の株式を保有し、推奨しています。モトリーフールは以下のオプションを推奨しています。バークシャー・ハサウェイ(クラスB)の2023年1月満期の200ドルコールのロング、アップルの2023年3月満期の120ドルコールのロング、バークシャー・ハサウェイ(クラスB)の2023年1月満期の200ドルプットのショート、バークシャー・ハサウェイ(クラスB)の2023年1月満期の265ドルコールのショート、アップルの2023年3月満期の130ドルコールのショート。モトリーフールは情報開示方針を定めています。