12月決算企業の第1四半期決算発表集計

先月の下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表と並行して行われていたのが12月決算企業の第1四半期決算発表で、それも昨日で終了となりました。そこでその決算発表をTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象にまとめてみると、第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半を占めました。しかし、そうしたなかでも通期の業績予想の上方修正に踏み切った企業も幾つかみられます。

例えばキヤノン(7751)は旺盛な半導体需要を背景に半導体製造装置が好調だったことや、在宅勤務の定着で個人向けプリンターも堅調に推移したことなどから通期の営業利益を3320億円から3600億円に引き上げています。また、INPEX(1605)もウクライナ危機を受けた原油高に加え、円安も追い風となり通期の営業利益の見通しを7160億円から9240億円に上方修正しています。

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