衆院選は自民党圧勝という結果でしたね。
大胆な金融緩和に対する期待感からくる「円安・株高」の流れは継続するとも見られていますが、選挙前からかなり織り込んできている分、ちょっとした失望感でも急落はあるため警戒する必要はありそうです。

さて、実は今回は記念すべき連載300回目ですが、来週再来週と月曜日がお休みのため、年内最後のコラムとなります。
少し早いですが、毎年恒例の「1年の総決算」について確認したいと思います。
毎年、1年の最後には年間の収支、投資状況の確認をした上でリバランスをすることをオススメしてきました。
もちろん、今年もぜひ行っていただきたいのですが、以前のように「年1回の見直しでOK」とも言えない環境になってきていることはご注意ください。

5-6年前までは長期投資を前提に分散投資を行い「年1回の見直し」をすれば、過去数10年の市場分析からも確かに安定的なリターンを確保できる環境であったと言えます。つまり年1回の見直しで十分機能していました。

ボーダーレス化、先進諸国の低迷、世界的な低金利等々・・・投資環境が大きく変化し、市場が不安定となってきていて、従来通りの「分散投資」、「ほっておく投資」をするには少々厳しい環境になってきていると言えます。

もちろん何度も書いてきていますが、分散投資によるリスクコントロールが大切であることは変わりありません。
長期投資派の方も長期投資に加えて、短期で利益を積み上げる投資方法も取り入れ、「投資時間の分散」「投資方法の分散」も行うことで全体の利益率のアップを狙いたいものです。

短期投資をする以上、小まめな市場観察と投資状況の把握は欠かせなくなりますので、「ほっておく投資」とはいかなくなるわけです。
ただし目先の投資だけを追ってしまうと「木を見て森を見ず」に陥ることもありますから、投資全体、資産全体を確認する作業としての「1年の総決算」はやはり必要ということですね。

大切なのは一つ一つの投資成果を追うのではなく、預貯金等投資以外の金融資産も確認すること。まさかのタンス預金にはご注意を。

できれば月々の収支も確認し直してみましょう。無駄(使途不明金)を省くことで、積立や投資資金に回せるお金をより多く確保することにつながり、来年以降の「お金を増やす」ことに大きくつながってきます。

今年もご愛読ありがとうございました。
来年もぜひ一緒にがんばっていきましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員