【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 33,240.18  ▼809.28 (4/26)
NASDAQ: 12,490.74  ▼514.11 (4/26)

1.概況

米国市場は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国がロックダウンを拡大させる可能性が高まるなか世界経済の減速懸念が高まり大幅反落となりました。141ドル安でスタートしたダウ平均は一日を通して大きく下げ幅を広げる展開となり引け間際に818ドル安まで下落すると結局809ドル安の33,240ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も514ポイント安の12,490ポイントと4%近い下落となり、3月14日に付けた年初来安値(12,581ポイント)を下回っています。

2.経済指標等

3月の米耐久財受注額は前月比0.8%増に止まり市場予想を下回りました。4月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数も107.3と前月から低下し市場予想を下回っています。さらに3月の米新築住宅販売件数も年率換算で前月比8.6%減の76万3000戸となり市場予想を下回りました。一方で2月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で20都市圏住宅価格指数は前年同月比20.2%上昇し市場予想を上回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーを除く10業種が下げました。そのなかでも一般消費財・サービスが5%近く下落したほか、情報技術とコミュニケーション・サービスも3%以上下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄全てが下げました。そのなかでも中国での売上高比率が高いナイキ(NKE)が6%近く下げたほか、ボーイング(BA)も5%安となりました。ビザ(V)も4%を超える下落となり、マイクロソフト(MSFT)とアップル(AAPL)、ウォルト・ディズニー(DIS)、インテル(INTC)も3%以上下げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、電気自動車のテスラ(TSLA)が12%余り下落しました。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッター(TWTR)買収のために保有するテスラの株式の一部を売却するのではとの観測が出ました。さらに他の主力ハイテク株も安く動画配信のネットフリックス(NFLX)が5%を超える下げとなり、アマゾン・ドット・コム(AMZN)も4%を上回る下落となりました。グーグルの持ち株会社であるアルファベット(GOOGL)とフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(FB)も3%以上下げています。半導体株も下げが目立ちアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が6%余り下落し、エヌビディア(NVDA)も5%を超える下げとなりました。マイクロン・テクノロジー(MU)も4%以上下落しています。また、ゼネラル・エレクトリック(GE)が決算で通期業績が見通しの下限になりそうだとの見解を示したことで10%余り下げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.10%低い2.72%となりました。ドル円は円高に振れ127円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて大きく下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の26,000円を維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)