今週はFRB議長等FOMCメンバーの講演もあり、雇用統計の結果を受けて市場で再燃しつつあるQE3期待に関する発言があるか注目されていますし、他にも重要イベントがいろいろとあるだけに、調整が本格的に加速するのか否かは慎重に見ておきたいところです。
ところで「市場を注意深くウォッチしましょう」とは書きましたが、投資家にしてみれば、ただPCの前で固唾をのんで見守っていればよいのか、どういうタイミングでどう判断をすべきなのか...その部分が実は最も迷うところですよね。
判断のタイミングというのは経験がモノを言うことも多いので、一人PCの前でそれを習得しようというのは大変です。
そもそも多くのニュースは動きがあった「後」の説明に過ぎませんから、そのニュースを見てから相場を追いかけるのでは遅すぎる=勝ち組の餌食にされてしまうことになりやすいものです。
相場観を養うための学習コストと割り切って、負けを覚悟して少しずつ実際の投資を重ねていくことが望ましいのかもしれませんが、負けが続くと心理的に「投資嫌い」になりかねませんし、平常心を保って新たな投資をすることが難しくなります。
なるべくコストをかけずに気楽に行いたい場合はバーチャル画面やデモ取引などを利用して練習するのもよいかもしれませんね。
初心者であれば実際の市場の動きに慣れる訓練になりますし、経験者であっても自身の取引を一休みして、これまで行ったことのない手法、タイミングでの取引にチャレンジしてみるのもよいでしょう。(ここで大勝ちをすると悔しいかもしれませんね・・・)
今さらと思わずに試してみてはいかがでしょうか。
練習を積んでみても、自身の判断にどうしても自信がもてない、どうも勝負弱いと感じてしまう方もいるかもしれません。
自身の相場観に頼ることなく、割り切ってシステムトレードを取り入れることも一つの方法です。気持ちに振り回されることなく、ルールに基づいて投資を行うことができます。
自分でトレーディングプログラムを組むのは初心者の方にはなかなかできないものですが、マネックスシグナル(※ロボットの投資判断の内容をメールで配信するサービス)を判断材料の1つとして取り入れたり、市販のプログラムを利用することで簡単に始められます。
投資を長く続けるためにも、市場に慣れ、自分にあった投資方法、取引タイミングをつかめるようにしたいですね。
廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
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