今日はバレンタインデー。というと思い出すのは、フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、その他数え切れない数の人が歌ったり演奏してきたJAZZの名曲、My Funny Valentineです。私はチェット・ベイカーのが特に好きですが、この曲、かなり変です。歌詞が変なのです。

要は「バレンタイン、お前の顔は笑っちゃうほどおかしいし、体形や髪型も変だけど、私は好きなので変えないでね」という内容なのですが、それを滔々と歌い、或いは美しく演奏するので、まさかそんな歌だとは、日本人には分かりにくいです。もちろん逆説的に「とにかく愛おしんだ!」と歌っているのだと思うのですが、私には気になります。でも気になるから忘れられない名曲です。

今日はそんないいニュアンスのあるバレンタインデーですが、世界を見るときな臭いですね。ロシアはすぐにでもウクライナに侵攻する可能性があると云うアメリカ。それをデマだと云うロシア。お互いの間に信頼がないのですね。困ったことです。それらがマーケットにも暗い影を落としています。お前は変で俺と違うけど認めるーという関係が、世界に拡がる日は来るのでしょうか。