1930年代、それは戦前、ザックリ昭和一桁の頃の、ニューヨークの街の実際の映像を見ました。実際の車載カメラの古いフィルム映像を、フレームレートを60fpsにアップデートし、さらにフルカラーにする処理を行ったものとのこと。Wonderful New York 1930's in color、と検索すれば誰でもインターネット上で見ることが出来ます。

5番街をセントラルパーク沿いに下がって来て、今のペニンシュラホテルの辺りまで来る映像などがあるのですが、多くの驚きがあります。建物の形、雰囲気、ファサード、ウィンドウ等、全て今と同じ。道はアスファルトでキレイに滑らかで、これは現代よりも却ってキレイです。歩いている人たちの出で立ちが素敵で、恐らく冬なのでしょう、皆ロングコートを着ているのですが、カシミア風の柔らかいいい生地のものが多く、帽子を被り、婦人方はキレイなドレスにハイヒール、現代のように座り込んでいる人もいなく、これも現代よりキレイです。車だけはクラシックカー。

全てが優雅で、キレイで、文化も文明もとても高いことを示しています。昭和一桁ですよ。唖然。こんな国と戦争したって本当ですか?当時インターネットがあったら、戦争なんて絶対にしなかったでしょうね。さて今週も長い一週間が終わろうとしています。良い週末をお過ごし下さい。