2021年1〜9月期決算を発表。売上高は前年比22%増の12.4億円

ジモティーが11月15日、2021年1〜9月期決算を発表。売上高は12.4億円(前年比22%増)、営業利益は3.1億円(同4.2%増)だった。収益を多様化させながら、売上拡大を続ける。

市場はジモティーへの評価を急速に高めており、株価は8月と比べて2.5倍も高騰している。そんな中、通期売上予想は14.7億円から17億円へと引き上げられた。

月間平均PV数は7.4億件(前年同期は7.3億件)で横ばい。月間平均新規投稿数も80万件(同じく7,700万件)にとどまった。PV数と売上の相関性が落ちていることから、指標の見直しを検討するという。

出所:strainer

7〜9月の売上は、アドネットワークによる自動配信が3.2億円など

関東で実施したTVCMにより、9月のPV数は7月比で+11%、10月以降も+7%程度のベースアップが継続。米craigslistは月間訪問者数が2.9億にのぼることから、人口で考えてジモティ(0.2億)にも5〜10倍の拡大余地があるとアピールする。

7〜9月、アドネットワークによる自動配信売上は3.2億円(前年比30%増)、マーケティング支援売上は8,000万円(同18%増)。ここに手数料その他売上が3,500万円(同35倍)加わった。

新たな取り組みとして、官民共同でリユース拠点をおく実証実験を世田谷区で実施。ジモティー世田谷区での投稿は単月1.4倍に増加した。

今後のリユース拠点展開として、①特定地域の過半数の人が使う、②主要な都市全てに展開するという二つの目標を掲げる。周辺住民によるスポット利用率を高め、狭域における役割強化を狙う。