景気が悪い、ますます悪化していると誰もが感じていることでしょう。
現実を数値化して目前にさらされた感があるのが、本日発表された1~3月期の法人企業景気予測調査(2月下旬調べ:財務省・内閣府調査)です。大企業の景況判断指数(BSI)はマイナス51.3となり、昨年10~12月期に記録したマイナス35.7を下回り、2四半期連続で過去最悪を更新したとのこと。
前回調査時(昨年11月)の1~3月期見通し(マイナス22.2)を大きく下回ったということで、予想以上のスピードで景気は悪化しているといえます。
※景況判断指数(BSI)・・・自社を取り巻く経営環境が「上向き」か「下向 き」かをアンケート調査し、「上向き」と感じている企業の割合から「下向 き」と感じている企業の割合を引いたもの。 類似した調査に業況判断指数 (DI・日銀調査)がある。

昨日、テレビのニュース番組で大企業(製造業)の下請け、孫請け企業である町工場を特集していたのを見ました。
1985年のプラザ合意以降の円高不況、その後のバブル崩壊でもどうにか道筋を見つけてしのいできたけれど、今回ばかりは打つ手がない、というある経営者のコメントに見ていてつらくなりました。

暗い話題で恐縮ですが、こうした現実の中でも私たちは生活を守りつつ、将来に向けても備えていかなければならないわけです。
「備え」と一言でいっても、実は結婚・出産・住宅といった正(前向き)な要件と万が一の不幸(病気、けが・リストラ・死亡など)という負の要件との双方に備えておくことが必要です。
正の要件については「お金を殖やす」ことがなんといっても最大の対処ですが、負の要件については、お金を殖やすことで間に合わない場合、保険の活用という手段があります。(正の要素で足りないときは「ローン」となります。)
さて、保険についてですが、勧められるままに加入していて、年末調整や確定申告の時期になると「ああ、今年もこんなに保険料を払っていたんだ・・・」とあらためて気がつく方も多いのではないでしょうか?
実はここに前述の「生活を守る」と「正の要件のためにお金を殖やす」につながるポイントの一つがあります。
今加入している保険の保障は本当に必要十分で、相応の保険料を支払っているのか、ということを確認はしていらっしゃるでしょうか?

現在発売中の『週刊ダイヤモンド』の2009年3/14の特大号で「保険のムダ」について特集しています。その中で、「死亡保険金額3000万円で月の保険料は二倍の格差!」という記事があります。
保険内容や年齢、性別で大きく変わってくる生命保険はそもそも比較することが難しい商品でもありますが、一見して同様の保障に対しての保険料に保険会社によって大きな差があるのも事実。
毎月数千円も余計に保険料を払っていて、得られる「備え」は同じであれば、ムダ以外何ものでもありませんよね。その分「正の要件」に向けてお金を殖やすために積立ていく方がよほど理にかなっているというもの。

支出の中身を見直す、というとお財布から出ていく現金だけを気にされる方も多いですが、天引きになっているものを見直してみると意外に効果が高いこともありますので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

※『週刊ダイヤモンド』の「プロが選んだ自分が入りたい保険 入りたくない 保険」のコーナーで当社取り扱いのライフネット生命保険の保険が「入りた い保険」の1位に選ばれています!
(ライフネット生命のサイトに飛びます。)
http://www.lifenet-seimei.co.jp/product/life/index.html?cid=MNX&m=M2&t=T81110&cl=CL1&lp=OR7
※ 3月末まで「新生活応援キャンペーン」も実施中!
http://www.monex.co.jp/Etc/topslide/guest/G800/new2009/news902p.htm
廣澤 知子
マネックス証券 シニア・フィナンシャル・アドバイザー