【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 35,360.73  ▼39.11 (8/31)
NASDAQ: 15,259.24  ▼6.66 (8/31)

1.概況

米国市場は消費者心理の悪化が相場の重石となるなか利益確定の売りが出て小幅に下落となりました。8ドル安でスタートしたダウ平均は朝方に109ドル安まで下落した後持ち直すとプラスに転じ昼前に49ドル高まで上昇しましたが、伸び悩むと午後に再び下落に転じ結局39ドル安の35,360ドルで取引を終え続落となっています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も6ポイント安の15,259ポイントとなり3日ぶりに反落となりました。

2.経済指標等

8月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数は113.8と前月から低下し市場予想も下回りました。8月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)も66.8と前月から低下し市場予想を下回っています。一方で6月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で20都市圏住宅価格指数は前年同月比19.1%上昇と過去最高の伸びとなり市場予想を上回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーや情報技術、素材などの7業種が下げました。一方で不動産や一般消費財・サービスなどの4業種が上げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)が4%以上上げ上昇率トップとなったほか、アメリカン・エキスプレス(AXP)も1%高となりました。IBM(IBM)とマクドナルド(MCD)も1%近く上げています。一方でナイキ(NKE)が2%近く下げ、ダウ(DOW)とシェブロン(CVX)も1%を超える下落となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)が決算で8-10月期の見通しが市場予想を下回ったことで目標株価の引き下げが相次ぎ16%以上下げています。銀行のウェルズ・ファーゴ(WFC)も2016年に発覚した営業不正問題で米通貨監督庁と米消費者金融保護局が新たな制裁措置に動く可能性があると伝わったことで5%以上下げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.03%高い1.31%となりました。ドル円は110円近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は小幅な下落に止まったことから本日の日本市場は小動きでのスタートが予想されます。昨日に大幅高となり利益確定の売りが出やすいなかで日経平均が堅調さを維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)