早いもので、2009年になってからもう一ヶ月が過ぎました。明日は節分ですね。節分の行事というと何を思い浮かべますか?豆まきでしょうか?
近年では関東地方でも節分の行事として、「恵方巻き」をガブリとするのが定着してきたようです。これは元々大阪発祥の行事とのこと。全国区になったきっかけは某コンビニエンスストアの全国展開だったそうです。
長い間地域で育まれたこうした文化でさえも、全国区のチェーン店、TVのCM、そしてネットの普及で、あっという間に全国区になってしまうものなのですね。
今は何でも情報はあっという間に伝わります。金融情報が国を超えて瞬時に世界を駆け巡るのも納得です。お金に絡む、損得に絡むものは文化よりもずっと足が速いということでしょうか。

さて、節分に話を戻します。節分というのは「季節を分ける」ということを意味しているといい、一般には立春の前日を指すことが多いようです。立春は1年の初めとも考えられますので、そういう意味では節分は大晦日のようなもの。節分をもって初めて新年を迎える・・・そう考えるとちょっと得をしたような気にもなります。特にお正月に「今年はこんな年にしたい」「今年こそはこんなことをしよう」といった目標を立てる間もなく、気がつくと2月になってしまったなんていう方には新年の「迎え直し」は良い機会になりますね。
本日スタート! 2月のマネテレ 
『こんにちは、松本大です。』の今月のお題は「立春」です。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/movie/mnxtv_0902.htm?clip=1

一言で目標を立てるといっても、目標にはいろいろな種類があります。すでに1月に今年の目標を立てて実行中の方も、異なる目線で新しい目標を追加してもよいかもしれません。

<さまざまな「目標」>
● 早寝早起きをする スポーツを行う ダイエットする 資格をとる 禁煙する 禁酒する ・・・ といった生活全般に関するもの
● 家を買う 結婚する 転職する ・・・ といったライフプランに関する もの
● 家計簿をつける 投資を始める 運用方針を変える 保険を見直す ・・ ・といったお金に関するもの(マネープラン)

女性にはダイエットが圧倒的に多いという話も聞きました。今流行りの「婚活」から「今年こそ結婚!」という目標も多そうですね。
昨年から続く世界経済不安で、お金に関しての見直しを考えている(もしくは考えた)方も多いかと思います。年末年始にポートフォリオの見直しができなかった方、節分を豆まきや恵方巻きといったイベントで済まさずに、この「立春」の機会にご自分の資産状況の再確認をしてみてはいかがでしょう?  

廣澤 知子
マネックス証券 
シニア・フィナンシャル・アドバイザー