若い初の黒人大統領の誕生に向けて、アメリカ国民は大きな期待を寄せているようです。経済の停滞期だけに、人々はそこから脱出させてくれることを感じさせる救世主を求めているのでしょう。年齢が若いこと、「初」がつくこと、演説の巧みさなどから国民的人気のあった故ケネディ大統領を彷彿させることなど、変化や変革を期待させてくれるのですね。
(まさに"Change! Yes, We Can!" ですね。)
オバマ氏は大きな財政出動を宣言しています。それがどういった結果になるのかにはさまざまな意見があります。楽観論だけでないことはご承知のとおり。 ただアメリカ経済の動きは当然世界経済に波及してきますので、アメリカ国民のみならず世界中が今後のオバマ氏の動静を見守っているといっても過言ではありません。
さて、翻って日本。どうなるのでしょう。
国民が熱狂する強い指導者は残念ながら見当たりません。国や会社に生活を守ってもらう、保障してもらう、という期待はなかなか持てる状況ではありません。
世の中が変わるのを待っていても、待ちぼうけしそうな感じです。であれば、自らが変わっていくしかありませんよね。
自分の経済状況や資産状況について、他人や相場のせいにするのは簡単ですが、それで状況が変わるものでもありません。手を打っていかなければならないのは、厳しいですが自分自身です。
ライフプランの見直し、収支の見直し、投資方法の見直し(ポートフォリオの見直し)などは自分から腰を上げなければ、誰かがしてくれるものではありません。
先週土曜日に当社では「お客様感謝Day in 東京」を行い、多くのお客様に足を運んでいただきました。こうしたイベントに参加いただいている(もしくは参加を検討いただいた)時点で、その方は経済の行方や投資方法に何かヒントはないか、ご自身のポートフォリオに役立てられないかという意識を持っていらっしゃるのだと思います。
パネルディスカッションにおいて、会場の皆さまへの問いかけに対する反応を見ると、皆様それぞれがしっかりご自身の考え、意見をお持ちなのだなと感心しました。けっして専門家の意見に「右に倣え」ではないようです。
自分の考えをもつ、というのはいきなりできるものではないと思いますが、セミナーやイベントに参加する、新聞・雑誌・書籍などを読むなどの行動を起こすことによって、知らず知らずに情報を集め、それを取捨選択し、ご自身の意見とし、経済活動に役立てることができるようになるのだと思います。
アメリカ国民ではありませんが、難しい、面倒くさいと思わず "Yes, WeCan!" と考えて、まずは第一歩、行動を起こすことから始めてみませんか?自分自身の "Change!" ということですね。
※今週22日(木)12:30~13:00 オンラインセミナーを行います。
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/1062
今回のテーマは様々な投資対象資産の魅力とリスク。投資の幅を広げたいけれど、よくわからない商品は購入できない・・・という方に向けてやさしくお話しします。
お時間のある方はぜひご覧ください!
廣澤 知子
マネックス証券
シニア・フィナンシャル・アドバイザー