メリークリスマス!
本日はクリスマスですが、私はいつもどおり働いております。

12月に入ると街はイルミネーションで彩られ、クリスマスが近づいてくるとワクワクした気分になるものです。日本ではあまり宗教的な意味合いはなく、冬のイベントとして定着しているようです。
クリスマス(12月)はサンタさんを待っている子供たちやロマンチックなデートを楽しみにしているカップルだけではなく、各市場にも影響があります。
海外(特に米国)市場では、その年のクリスマス商戦の状況によって個人消費における景気判断のひとつにしています。当然市場での売買にも影響が出てきます。

もっとも日本の市場にも影響がある部分としては、外国人投資家の動きによる日本株市場および為替市場への影響でしょう。
米国企業などは12月決算のところが多く、11月の感謝祭(サンクスギビング・デー)の前からクリスマス・シーズン前までは、米国のヘッジファンドなど海外投資をいったん引き上げる動きが出ます。ポジション調整(ポジションの手仕舞い)という言い方をするのですが、買い持ちでいた場合は売り、売り持ちでいた場合は買い戻すといった取引をします。
休暇中に突発的な事件などが起こって、相場が予想と違う動きをすることにより大きな損失を抱えてしまうリスクを回避するためです。
これによって例えば買い持っていた日本株を売却し、それを自国に送金するためにドルの買い戻しをする、といった具合です。もちろんそのときの相場次第で買い持ちだったり売り持ちだったりと変わります。
逆に言えば、ポジション調整中心の相場になると、大きく仕掛けてくるような商いはあまりなくなるため、相場が荒れるということは少なくなります。
ところで自国に送金、といえば以前新興国の通貨を取り扱っていたとき、興味深いことがありました。フィリピンは世界中に出稼ぎに出ている人が大変多い国です。そして敬虔なクリスチャンが多い国でもあります。クリスマスに故郷の家族と楽しく過ごすため、各国に出稼ぎに出ている人々がその年に稼いだお金を一斉にフィリピンに送金を始めます。そのため12月になるとフィリピン・ペソ(フィリピンの通貨)が安定的に高くなる傾向がありました。(今もそうなのかはわかりませんが・・・)
為替市場では、経済指標から読み取れない動きというものがあるものです。
実際にクリスマス・シーズンに入ってしまうと(先週くらいから)、「外国人」とレーダーは休暇に入ってしまうことが多く、彼らによる商いは閑散としてきます。
外資系の金融機関のディーリングルームでも、外国人は自国にクリスマス休暇で帰ってしまい、働いているのは日本人ばかりという光景になったものでした。
日本では12月はボーナス時期ということもあり、街中ではどこもボーナス商戦まっさかりです。当然この時期にあわせて各企業も新商品を投入したりしています。個人消費もなかなか堅調なようです。企業の売り上げにも大きく影響しますから、市場の動向が気になる個人投資家も多いことでしょう。

クリスマスが過ぎて、明日になるとあっという間にお正月飾りに街は衣替えをしてしまうでしょう。なんだか寂しい気もしますが、慌しく年末モードになります。本当に今年もあとわずかですね。

来年こそは投資を頑張ろう、始めてみようと考えている方も多いかもしれません。
時間はどんどん過ぎてしまいますので、「年が明けたら始めよう」「しばらく相場を見てから考えよう」と先延ばしにしていると、なかなか始めることができないまま、いたずらに時間が過ぎてしまうこともよくあります。ぜひ早めに行動に移してみてください。投資は時間を味方につけることでより効果があがります。大金で始める必要はないのです。たとえ小額でも、できるだけ早く始めることが投資成果にも投資経験という意味でも、きっとプラスに働いてくれると思います!ただし、同時進行できちんと投資を「学ぶ」こともお忘れなく。「早めに」といっても「考えずに」ではありません。
比較的大荒れは少ない12月は投資を始めるには良いタイミングかもしれませんね。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。