任天堂、目標株価10万円を期待しています

サイバーダイン（7779）株をずいぶん長いこと保有しています。最初に買った頃は2,000円台でしたが、とても良い事業内容であり大きく発展してほしいと考えて少しづつ買い増しています。

この会社に関する広木さんの将来予測についてお聞かせいただければ幸いです。

確かに素晴らしい企業理念で共感します。僕も大きく発展してほしいと願います。社会貢献とビジネスを両立させるのは昨今のESGブームの流れでは悪くないポジショニングです。

ただ、ビジネスはシビアです。理念だけで儲かるものではありません。例えばロボットスーツなら他にも競合他社が製品を出しています。すこし厳しめに見ています。

情報・通信業株は比較的伸びていると思うのですがアイビーシー（3920）は下がったままです、もう駄目なのでしょうか？

世の中のDXやIT投資の流れは不変ですので同社は潮流に乗ったビジネスを展開していけると考えます。コロナで一時的にビジネスが滞っていますが、早晩業績も回復するでしょう。

任天堂（7974）を保有しています。コロナ禍巣ごもり銘柄として一時囃されましたがこのところは一進一退です。このまま保有していて明るい未来は来ると予想されますでしょうか？

長期投資スタンスですので全く手放す気持ちはありませんが目標株価10万円を期待しています。 少し無理でしょうかね？

僕の目標株価も10万円です。「長期投資スタンスですので全く手放す気持ちはありません」素晴らしいです。

ここ数日（2021年4月21日時点）、1,000円くらい下げている日経平均ですが、日米首脳会議後から下げが始まったというのが不気味で、その背景には日米の接近が対中関係悪化懸念を連想させているのでしょうか。

この下げの下限ラインの予測をお聞かせください。

28,500円と予測します。

米国株のCAPEレシオが37.6となっており、完全にバブル期のレベルとなっているので、米国株に暴落のリスクがある」という見解を示している評論家がいます。

広木さんは、このCAPEレシオの実力について、どのように感じますか。　

CAPEの考案者、ロバート・シラー教授自身が、CAPEが割高になったからといってすぐに暴落が起きるということはないと述べています。CAPEが割高な状態は、もう5年くらい続いていると思います。

コロナの最初の暴落時、広木さんのコメントを参考にリート複数を底値で買えました。これは一生ものになりそうです。

ところで、金融緩和の金余りでリートなどが好調な訳は理解できるのですが、特に三菱地所が自社株買いも反応なしで全くです。何がそうさせているのでしょうか？また、今後の見通しは？

コロナ感染再拡大でオフィス需要回復の遅れが懸念されているのでしょう。

先日、同社が米国でデータセンター事業に参入するとのニュースが報じられました。こうした将来へ向けた布石も打っているし、そろそろ底値だろうと見ています。