【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,361.58 △146.42 (10/26)
NASDAQ: 26,169.38 △214.04 (10/26)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。アンソロピックが米当局に提出したIPO書類が公開され、上場が近づいています。それにより、人工知能(AI)関連株への買いが集まり、相場全体を押し上げました。
ダウ平均は105ドル高の52,320ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後に上昇を続け、日本時間23時20分に405ドル高の52,620ドルでこの日の高値をつけました。その後上昇が一服し、1時頃からは前日終値よりもやや高い水準で大きな動きがない展開が続き、日本時間2時48分に48ドル高の52,263ドルでこの日の安値をつけました。以降も大きな動きはなく最終的に146ドル高の52,361ドルでこの日の取引を終え、反発しました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は214ポイント高の26,169ポイント、S&P500株価指数は53ポイント高の7,676ポイントでいずれも3日ぶりの反発となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇、4業種が下落となりました。情報技術が1.5%高、資本財・サービスが1.4%高、一般消費財・サービスが1.1%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが1.4%安、生活必需品が0.1%安、公益事業が0.1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中14銘柄が上昇しました。シスコシステムズ[CSCO]が3.5%高となりました。また、エヌビディア[NVDA]はスペースX[SPCX]のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が同社の半導体購入に向けて400億ドルの資金調達が完了したことをXで明らかにしたことが好感され、2.4%高となりました。そのほか、ゴールドマン・サックス[GS]が2.0%高となりました。一方で16銘柄が下落し、メルク[MRK]が3.2%安、ウォルト・ディズニー[DIS]が1.9%安、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1.8%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、メタ・プラットフォームズ[META]はAIインフラへの設備投資のため公募増資などで約950億ドルを調達する計画を発表し、株式価値の希薄化が警戒されたことで1.9%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前週末と同じ4.99%で取引を終えました。27日朝のドル円相場は157円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
アンソロピックのIPO書類が公開されたことでAI関連株への買いが入り、相場全体を牽引したことで米国市場は主要3指数揃って上昇しました。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.8%高となりました。また、サウジアラビア、パキスタン、トルコの高官がイランのペゼシュキアン大統領と会談し共同声明を発表したものの、米国の中間選挙後のイランへの再攻撃が警戒されていることもあり、原油価格は依然として高止まりが続き今後の中東情勢悪化への懸念が続いています。
夜間の日経平均先物は690円高の62,890円で取引を終えました。米国市場の好調さ、特に半導体関連銘柄が上昇した流れを引き継ぎ本日の日本市場は概ね買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
