クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)決算:一株利益は13セントで市場予想を上回る

クラウドストライク・ホールディングスは、エンドポイント保護、脅威インテリジェンスおよびハンチング、攻撃修復に特化し、セキュリティおよびネットワーク運用チームを補完するためのさまざまなソリューションを提供する、サイバーセキュリティベンダーである。

クラウドベースのアーキテクチャは、すべてのエンドポイントエージェントにわたってデータを収集し、クラウドプラットフォーム内の情報を分析し、顧客のセキュリティ態勢のすべてを更新する。オンライン市場を介して、パッケージ化された階層のサイバーセキュリティ保護を販売し、個々のセキュリティモジュールを提供する。2011年に設立され、2019年に公開会社となった。カリフォルニアに本拠を置く。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(11月-1月期)実績

★売上高・・・前年同期比74.2%増の2.65億ドル(市場予想は2.51億ドル)

★1株当たり利益(NON_GAAP)・・・13セント(市場予想は9.0セント)

★純損益・・・1900万ドルの赤字

第1四半期(2月-4月期)ガイダンス

★売上高…2.88-2.92億ドル(市場予想は2.68億ドル)

★1株当たり損益(一部項目を除く)・・・5-6セント(市場予想は4.3セント)

2022年通期ガイダンス

★売上高・・・13.1-13.2億ドル(市場予想は12.3億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・27-30セント(市場予想は4.3セント)

素晴らしい決算だった。ガイダンスまで含めて、売上高、調整済みEPSともに全て予想を上回った。

【図表1】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
【図表2】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

 

今後の株価見通し

赤字ではあるが着実に事業基盤を拡大している。今回の好決算を受け、時間外取引で上昇している。

【図表3】上場来チャート
出所:トレードステーション

ピンドュオドュオ(PDD)決算:一株損失は0.15人民元で市場予想を下回る

企業概要

ピンドュオドュオは、商品の買い手にバリュー感のある商品を取引する機会や双方向のショッピング・エクスペリエンスを提供するモバイル・プラットフォームを運営する中国のeコマース企業である。プラットフォームでは、バリュー感のある価格でさまざまな商品の選択が可能で、ソーシャル・ショッピングを体験することができる。売り手にとっては、ソーシャル・ネットワークを活用した顧客の獲得、およびエンゲージメントを提供するための効果的かつ効率的なツールとなっている。売上は、すべて中国市場から生み出されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(8月-10月期)実績

★売上高・・・前年同期比146%増の265.5億人民元(市場予想は192.9億人民元)

★純利益・・・前年同期比77%増の1.84億人民元の赤字

第4四半期売上高、調整済みEPS、月間アクティブ・バイヤー数は全て予想を上回った。2020年10-12月期決算で売上高は前年同期比2.5倍の265億4770万元と、市場予想(191億9000万元)を大幅に上回った。最終損益は13億7635万元の赤字(前年同期は17億5163万元の赤字)だった。特別項目を除く1株損益は0.15元の赤字と、赤字幅は市場予想(0.29元の赤字)より小さかった。

【図表4】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
【図表5】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

 

今後の株価見通し

好決算だったが、会長辞任のニュースが圧迫した。165ドル超えから、買いのタイミングを図ることになる。

【図表6】上場来チャート
出所:トレードステーション

フュエルセル・エナジー(FCEL)決算:一株損失は0.12ドルの赤字で市場予想を下回る

企業概要

フュエルセル・エナジーは、燃料電池電力会社である。燃料中の化学エネルギーを一連の化学反応によって効率的に電気に変換する燃料電池製品の設計、製造、販売、設置、および運転を手掛ける。産業、排水処理、商業およびホスピタリティ、データセンターおよびコミュニケーション、教育やヘルスケアなど、さまざまな産業に貢献している。地理的には、米国からの収益が大半を占め、次いで韓国からとなっている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(11月-1月期)実績

★売上高・・・前年同期比8.5%減の1488万ドル(市場予想は2212万ドル)

★純利益・・・前年同期比13%増の3721万ドルの赤字(市場予想は1413万ドルの赤字)

第1四半期売上高が予想を下回り、調整済みEPSの赤字幅も予想より悪化した。これを受け、同社株は、決算発表時の場中で9.45%下落した。

【図表7】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
【図表8】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

 

今後の株価見通し

赤字が続いているが機関投資家の支持は変わらない。決算を受け、引け後上昇している。今後もエネルギー関連事業の注目が集まると予想しているため上昇が期待できるだろう。

【図表9】上場来チャート
出所:トレードステーション

ナイキ(NKE)決算:一株利益は90セントで市場予想を上回る

企業概要

ナイキは、世界最大級のスポーツ用フットウエア・アパレルブランドである。ランニング、バスケットボール、サッカー、トレーニング、スポーツウエア、ジョーダンブランドの6つの主要カテゴリーでアパレル、フットウエア、機器、アクセサリーをデザイン、開発、販売する。フットウエアが全社売上高のおよそ3分の2を占めている。ブランドには、Nike、JordanやConverse(カジュアルフットウエア)などがある。世界40ヶ国の400ヶ所を超える工場でアウトソーシングにより製造した製品を世界各地で販売している。オレゴン州のビーバートンを拠点とし1964年に設立された。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第3四半期(12月-2月期)実績

★収入・・・前年同期比2.6%増の103.6億ドル(市場予想は110億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・90セント(市場予想は76セント)

第3四半期決算は売上高が予想を下回った。オンライン販売は拡大したが、新型コロナウイルス流行で店舗売り上げが低調だった。

欧州、中東・アフリカ地域では1-2月に直営店舗の45%が一時閉鎖した。現在は65%の店舗が営業しているが、時間を短縮している。純利益は、14億5000万ドル(1株当たり0.90ドル)に増加。前年同期は8億4700万ドル(同0.53ドル)だった。

【図表10】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
【図表11】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

 

今後の株価見通し

バイデン政権による大型経済対策では、個人向けに1兆ドル規模が割り当てられており、個人消費を押しあげると見られている。同社は最もメリットを享受する会社の1つだ。

【図表12】株価5年間チャート
出所:トレードステーション

ダラー・ゼネラル(DG)決算:一株損失はドルで市場予想を下回る

企業概要

ダラー・ゼネラルは、米国の大手ディスカウント・ストアで、45州で1万6,000を超える店舗を運営しており、幅広いカテゴリーにわたってブランド商品やプライベート・ブランド商品を販売している。2019年度の売上高構成比は、消耗品(紙・洗浄用品、パッケージ食品や生鮮食品、たばこ、健康・美容用品など)が78%、季節商品(玩具、グリーティングカード、装飾品、園芸用品など)が12%、家庭用品(キッチン用品、小型家電、調理器具など)が6%、ベーシックアパレルが4%となっている。店舗の平均面積は約7,400平方フィートで、約75%は2万人以下の町にある。バリューを重視しており、アイテムの80%以上が5ドル以下のエブリデイ・ロープライスで提供されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第3四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比53%減の14.9億ドル(市場予想は15億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.90ドルの赤字(市場予想は1.01ドルの赤字)

【図表13】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
【図表14】
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

 

今後の株価見通し

コロナウイルスの影響により休業や営業時間短縮の影響で売上高は半減し、赤字であるが、日本と同様巣ごもり需要が業績を押し上げている。他の1ドルショップの伸びが業績を圧迫する可能性を留意。

【図表15】株価5年間チャート
出所:トレードステーション